2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

クドリャフカの順番

古典部シリーズの一つとして前二作の設定も活かした文化祭当日の話になっています。 文化系の部活動が活発で文化祭も盛り上がるという設定が活かされていますし、氷菓を読んでカンヤ祭の真の意味を知っていると尚更こみ上げてくる物があります。 米澤さん本…

新型マーチ

仕事でレンタカーを借りる機会があり借りてみたら新型マーチでした。 信号待ちの間にはエンジンを止めるマツダの後追いのような機能を付けていますが、確かに燃費は良いです。高速を50km程度含む260km走って20km/lでしたので。 ただ正直車自体が安っぽい。 …

カムカムミニキーナ

先週の土曜日になりますが、八嶋智人さんが所属している劇団で今年が20周年ということで3900円で見られるため行ってみました。 良くも悪くも小劇団テイスト満載な内容だと思います。 小ネタや巧みな言葉遣いを積み重ねて笑いを取りつつも最後にはストーリー…

遠まわりする雛

順番で言うと先日書いた愚者のエンドロールの後にクドリャフカの順番が来ますが、読み終えた後の読後感はこちらの方が良かったので、先に書きたくなりました。 主人公たちの一年のエピソードを抜粋しながら追っていく構成になっており、正直最初の方の話はい…

愚者のエンドロール

犬はどこだにすっかりやられてしまい、シリーズ化されている古典部を読み進めようとシリーズ2作目を読んでみましたが、確かに上手くまとまっています。 制作途中で脚本家に続きを書けない事情が出来、暗礁に乗り上げてしまった映画の脚本の続きを製作する手…

リミット

超映画批評で98点だったので見に行きましたが個人的にはうーんと言う感じです。 確かに気づいたら生き埋めにされており、電波状況も悪く電池も残り少ない携帯のみを使用して脱出を試みる設定は悪くないと思いますし、それにまつわるトラブルや背景、カメラワ…

八月の魔法使い

Gainerで連載されていたそうで確かに社内で起きるある意味クローズドサークルの作品だと思います。 ただ同じくGainerに連載されていた東野さんの青春のデスマスク(改題後、ゲームの名は誘拐)に比べると堂々巡りの展開が多く物語が先に進まない印象を受けま…

トリック・シアター

前作プリズン・トリックを読んだときにこれはゲド戦記と同じように見る側に突っ込ませながら読ませる新しい試みの作品だなと思ったものですが、今作もそのコンセプトは引き継がれているようで読んでていて飽きることはありません。 一読しただけでも疑問符が…

月の恋人

上手くまとまっており、よくありそうなドラマの原作にはなっていますが、道尾さんである必要はあったのかと疑問に思ってしまうような内容になっていると思います。 よく言えば道尾さんの新境地と言えるのでしょうが、いつもの道尾色を期待して読むと肩透かし…

アップリカの抱っこひも

プレスブログからの情報でアップリカの抱っこひもという商品があることを知りました。 自分自身、結婚もしておらず子供もいないため、実際には使ったことがありませんが、最近姉が出産をしたため、この商品の有用性は分かるつもりでいます。 将来、自分にも…

天地明察

江戸時代に今まで使われていた暦にずれがあることを知り、正しい暦を幕府や朝廷に認めさせるために奮闘した一人の人物の話ですが、感動します。 この話の不思議なところは普通の話であれば苦労して何か一つのものをやり遂げたときにぐっと来るものですが、こ…