2010-12-01から1ヶ月間の記事一覧

叫びと祈り

新人でありながら年末のランキングに全て入賞しているのを見て興味を惹かれて読んでみました。 期待が大きすぎたのもあるんでしょうが、個人的にはそこまですごいのだろうかと思ってしまいました。 確かに一遍ごとは短編でありながら謎の真相探しだけでなく…

退出ゲーム

初めて読んだ作家さんですが、米澤穂信さんの古典部シリーズとどうしても比較してしまうような内容になっています。 正直、氷菓を最初に読んだときも序盤は少し首を傾げつつ、最後の氷菓を巡る真相にはあっといわされた記憶がありますが、同じような青春ミス…

折れた竜骨

米澤穂信さんがいつもの作風とは違ってファンタジーに挑戦した意欲作です。 中世の魔法と剣の世界に生きる人たちの中で国王殺しが起こり、その犯人は誰かというのが大筋ですが、魔法が絡んでくるだけあって真犯人は分かっているもののその真犯人に魔法で操ら…

攪乱者

いつもは石持さんの作品は突っ込みどころを探しながら読むのが常ですが、この作品はそう言った部分が少なく純粋にミステリーとして楽しめた気がします。 無血テロを信条とするテロ組織の構成員に与えられるスーパーにレモンを置く、公園の砂場にアライグマと…