夢をかなえるゾウ

一時期ベストセラーの常連だった本ですが、たまたま図書館で見かけたので借りてみました。
確かに単なる自己啓発本ではなくガネーシャという人物が説教くさくなく説明することで読みやすく仕上がっているとは思います。
ただ疑問に思ったのはどう言う人がこれを買っているのだろうということ。この本で一番大事なのは靴を磨けとか募金をしろとか色々と載っていますが、それをすることではなくなぜそれをするか、またそれをすることによって何が得られるかに気づくことなのでしょうが、表面的にしか読まない人はそれが分からない気がしますし、靴を磨くだけで満足している人は多数いる気がします。
もっとも自分も学生の頃ならこれを読んで影響されていそうな気がするので、学生やまだ若い社会人がこれを読んでいるのかなという気がしますが。
30歳の同年代の人間と話すともうこう言った本はネタ本としてしかとらえられなくなります。
よっぽど現実社会で生きている方が多くのことは学べますし、カイジを読んだ方が現実の厳しさはもっと分かると思います。