王様の仕立て屋

マンガを買うことが少なくなった最近としては珍しく買い続けているマンガです。
あらすじは一言で言ってしまえば服を題材にした美味しんぼ
美味しんぼはどんな問題も山岡が工夫した料理を食べさせれば解決しますが、このマンガはどんな問題も服で解決します(マフィアのボスをスーツの仕立てで決めたりします)。
でも、作者さんが服の役割はその本人の持っている資質を引き立てることで人の本質を変えるものではない、と言っているのですが、服をきっかけにしつつ、本人の頑張りによって物事が変化していくストーリーにはなっています。
それだけあって服のうんちくは非常に詳しいです。スーツはもちろん、シャツ、靴、ネクタイ、小物に至るまでストーリー抜きでうんちくの部分だけ見てても飽きません。紳士服だけでよくこれだけ話を進められるな、と思いながら読んでます。
ネットサーフィンしていると分かるネタや水曜どうでしょうが元ネタになっていたり分かる人には分かるネタが散りばめられているのもくすっとしながら読めます。機会があればご一読を。