犬はどこだ

個人的には今まで読んできた米澤穂信作品の中ではこれが一番はまる感じです。
風呂敷も広げすぎず、主人公の犬探し屋を営むまでに至った経緯や妹や部下など魅力的なキャラも出てきますし。
少しご都合主義的なところがなきにしもあらずですが、最後の真相はさすがに唸らせてくれます。
チャット相手の正体など全てを明かさず適度に謎を残したまま、続編を匂わすのも良いです。wikipediaを見る限り、続編は発表されているらしいので、単行本化されるの待つことにします。