セブン‐イレブンの正体

消費不況のため、減収となっているコンビニ業界ではありますが、すでに生活の中に欠かせない物となっていることは疑いのないことだと思います。
ただ、24時間営業というのは利用者にとってはありがたいですが、働く側にとっては辛いだろうなと思ってしまいます。
そんな労働環境であったり、廃棄物の会計処理に関して裏側を取材したのがこの書籍。
親が亡くなっても休暇が取れなかったコンビニ店長や廃棄が出た分は店側の損失になるだけで本部にとっては利益になるという実態が描かれています。
何となく聞いていたことではありましたが、こうして読んでみると実際の状態が分かってきて怖いものがあります。利用を考えようかと思うもののなくなると生活が難しくなるのも事実であって。人間は色々な犠牲の上で生きているのだと実感します。