入試のために止まる新幹線

外回りをしていると就活も始まったようでスーツを着慣れていない若者をよく見ます。
それと共に受験シーズン真っ只中で今日は頑張ろうという若者が街にあふれている最近かと思いますが、この時期になるとよく聞くニュースとして間違った新幹線や電車に乗って入試に間に合いそうにないため、本来停まらない駅に臨時停車し、受験生を降ろしたというもの。
美談として取り上げているのかもしれませんが、非常に違和感を抱くわけで。
12年前のちょうど今頃に自分が受験するために上京した時は一人で東京に行くのは初めてで3校受験する予定でしたから試験の前日に上京し、下見のために3校全部周って1日割いたものです。
今後の人生を左右するというのならそこまでするのが普通だと思いますし、その電車に決まった時間までに取引先に行かないと会社がつぶれてしまうという経営者が乗っていた場合、その受験生は責任をとりきれるのか、また同じような境遇の電車に経営者が乗った場合、電車は停まってくれるのだろうかと思ってしまうわけです。
人事を尽くして天命を待つといいますが、下見を怠るという時点で明らかに人事を尽くしていない気がします。
JRや鉄道会社に杓子定規な対応をしろとは言いませんが、受験生だからといって特別扱いするのは間違っているんじゃないかと毎年この時期にこういったニュースを見る度に強い違和感を感じます。
今年はまだこういったニュースを見た記憶がありませんし、検索してみたところ、そんなに件数が多いわけではないみたいですが、それだけインパクトがある出来事なんでしょうね。