インシテミル

読み終わってから初めて近々映画化されるということを知りましたが、確かに映像化すれば人気が出そうな作品ではあります。
1時間あたり112,000円という法外な時給でとある館に集められた12人がそれぞれの凶器を持ち、7日間の生き残りを目指すという内容です。
もっともそもそも殺し合いをしなくてもこの時給で7日間過ごせば1800万円近くにはなるのですが、殺人を犯せばさらに時給が2倍など様々な殺しへのインセンティブがあり、結果的には多くの殺人が起こっていきます。
いわゆるクローズドサークル物で大きなどんでん返しで驚かすと言うよりは一つ一つの手がかりを丁寧にたどっていって最後までたどり着くという非常にきれいな構成になっており、映画化される前に一度読んでみてもよいと思います。
おそらく諸事情により映画では実際には取り入れられない殺し方もあるでしょうから。