君たちに明日はない

最近ドラマ化され名前だけは知っていたので話の種になればと思い一度読んでみました。
リストラを行う際の面接を外部委託されている会社に勤めている主人公がその仕事通りに様々な会社のリストラ対象者と面接を行っていきます。
明らかに成績が良くなくリストラ対象になった人から素行が悪く対象になっている人や成績は良いにも関わらず、色々な事情を持つが故に対象になっている人など業種も人物もバラエティに富んでおり、読んでいて飽きません。
それぞれの人物の背景をしっかりと書いているため、感情移入しやすく読みやすいですし、ドラマ向けの題材だなと思います。
短編集ですので、少し時間が合いたときにちょっとずつ読むには適した本かもしれません。