新日本プロレス

今日は名古屋で新日本プロレスの興行があり、初めて新日本プロレスを見てきました。
今まで同じ会場で全日本プロレスの興行を見たことはありますが、まず驚いたのがお客さんの入り。全日の時には使用していなかった椅子席を出していましたが、それでもほとんどの席が埋まっている人気ぶり。
興行全体も9試合をやりながらも3時間30分程度にしっかりとまとめてくるのはうまいと思います。
実際の興行の中身もスーパーストロングマシンに対する平田という声の掛け合いや田中と後藤のばちばちのやり合い、所々に手四つなどのクラシカルなスタイルも絡めた棚橋とTAJIRIの社長や山崎一夫さんも含めた今までの遺恨総決算戦。
唯一と言っていいほどの不満がメインの中邑永田戦。周りからも声が聞こえていましたが、中邑の試合の組み立てが大技中心で決め技になるべき技をつなぎとして使ってしまっているので、説得力が薄れてしまいます。フィニッシュのボマイェは個人的には好きではないのですが、説得力という面ではありかなと思います。
ただ、今日はナックルを何発か打ち込んでからボマイェでフィニッシュという流れ。反則取れと言うヤジも飛んでいましたが、それは試合内容に満足していないからこそ出てきたヤジだと思います。
棚橋も随分と批判されながら彼独自のキャラを確立してきましたが、試合の組み立てのうまさがあってこその物。強さを目指すという中邑のコンセプトは分かりますが、試合内容で説得力のある組み立てを見せて欲しいものです。