会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ

筆者の方が実際にマグロ船に乗り込んでその中での経験を綴ると共に会社の中で生きていく上で必要なことはマグロ船という狭い世界の中に詰まっており、そこから得られた教訓が多数載っている作品です。
怖いとか危険というイメージが先行するマグロ船の実際の生活を垣間見られるのは面白いのですが、そこから得られている教訓というのがあまり意外性がないのかな、と。
学ぶきっかけをマグロ船を舞台にしているだけにその部分での新鮮味はありますが、見所はそこだけなのかなと。
ただこの筆者の方はこの後、上司からさらなるいじめに遭い(そもそもこのマグロ船への乗船のきっかけが上司からのいじめみたいなものです)、退社されたそうなのですが、現在ではこういった執筆活動や講演の講師などをされているそうで。
そういったことを知ると人生色んなことを経験してみるべきなのだろうか、と全く違う観点から思ってみたりはします。