義務と権利

今日電車を出る時に他の人のかばんのひもを踏んでしまい、えらく怒られました。
反論すると余計怒りそうだったのでその場では言わずにいたのですが、こっちの意見を言わせてもらうのならば、踏まれないようにしたいのなら自分も努力をすべきではないのかと。
その人は肩にもかけられるかばんを手持ちする一方、肩にかけるひもの方はぶら下げており、当然、そのひもは床をすっている状態。それを踏んだのは確かにこちらが悪いかもしれませんが、そこまで一方的に怒られる筋合いもないのではないかとも。
いわゆるモンスターペアレントと言われる人たちも同様の思考回路をしているのではないかと思うのです。
果たされるべき義務を果たしていないのに、相手の欠点をとらえ、自分の権利だけを声高に主張する。自分の論理だけで動いていますからこちらが論理的に話したところで聞き入れませんし、余計燃えさかる燃料を与える結果にもなります。最終的にはゴネ得という風潮を生み出してしまいます。
昔自分が高校に入学したときの教師が正直者が馬鹿を見るようなクラスにはしたくないと言い、その時のクラスはその言葉通りに行動する教師を見て自分たちの行動を見直していたものです。
ちっぽけな自分一人がそう思って行動したところで何も変わらないかもしれませんが、何もしなければ変わらないわけで。
今日のその場で何も言わなかった自分も悪いのかもしれません。
一歩でも踏み出せるように自分の行動も見直したいと思います。