JUN SHIBATA CONCERT TOUR 2010 月夜PARTY vol.2 〜だってピーナッツだもん〜

昨年もツアーを行い名古屋にも来てくれたのですが、どうしても外せない仕事があり行けなかったため、2年越しでの初しばじゅんとなりました。
歌をしっかりと聴かせるのはもちろんですが、それ以上に音を聴かせる、場を楽しませるという気持ちが伝わってくる非常に暖かいライブになっていると思います。バンドのメンバーを信頼し尊敬しているからこそ作り上げられる雰囲気なのだなというのが聴く側にも伝わってくる非常に有意義な時間です。
アンコールの際にもただ曲をやるのではなく、客席からのリクエストに応えてアカペラで歌ったり、MCの時間を十分に取ったりと良い意味で天衣無縫な感じがして好感が持てます。
ライブのラストにデビューアルバムの1曲目であるなんかいいことないかなを持ってくるのも原点回帰という気がして良いですし、最新アルバムの曲だけでなく適度に月光浴、白い世界など昔の曲も交えてくれるのがありがたいです。
ただ一番印象に残ったのは君へ。
昨年は歌手をやっていていいのだろうかと悩み、一昨年は健康上の理由で通院もしていたそうで。そんな中、身近な友達でなくなかなか会えない友達に弱音を吐くメールを送ったところ、ずっと励まし続けてくれたそうで。
そのときに言われた言葉が大丈夫。
このエピソードを聴いた上で君へを聴くと曲の中に出てくる大丈夫という言葉も一層の重みを持ってきます。
自分は気づいたら涙を流していました。そんな一曲も聴けた素晴らしい時間でした。