わたしの中のあなた

白血病にかかり、弱っている姉を救うために遺伝子操作で無理矢理産まれた妹は産まれた直後から姉を救うために臍帯血を提供したり5歳の頃から髄液を提供するために腰骨に注射をしたりという生活を送っていたのですが、突如妹が臓器の提供に抵抗を示して、裁判を起こし...と言うのが大筋のストーリーです。
家族の中の様々な問題を描きながらも根本的な部分ではつながっている様子が丁寧に描かれていたり、大体見ていると何となくなぜ裁判を起こしたかの理由は見えてくるのですが、いかにも泣きを誘うような展開が何とも。
昨日はレディースデーということもあり、女性のお客さんが多くそこかしこですすり泣く声が聞こえてきたのですが、そんなに泣けるのかな、と言うのが正直な感想です。泣ける作品が好きな方には勧めやすい作品です。個人的には狙いが見えすぎて少しあざとい気がしてしまいましたが。